概要
Canvasは、データの変換・可視化・データマート構築といった、データの一連の処理が行える、コラボレーションワークスペースです。ホワイトボードのようなUIで、チームの運用にあわせて自由に使っていただくことが可能です。
Canvasの基本的な使い方
Team spaceの横の+ボタンを押し、Canvasを選択すると新しいCanvasが作成されます。Canvasを作成したら、まずはそのCanvasをわかりやすくするために、上部 のケバブメニューからCanvas nameを変更することをおすすめします(作成当初はUntitledになっています)。
Canvasの下部には、4つのアイコンがあります。それぞれ、以下の機能を持ちます。
- Source:すでに存在するSourceをSourceセルとして配置します
- コード:Pythonセル / SQLセルを配置します。外部ソースのデータを取り込み前に加工して取り込むことができます
- テキスト:文字が入力できるボックスを配置します
- ノート:文字が入力できるボックスを配置します
基本的には、はじめにSourceアイコンを選択し、データ処理をしたいSourceをSourceセルとしてCanvasに配置します。配置したセルの下部に+ボタンがあり、そこから各種セルを生成 / つなげることで、様々なデータ変換 / データマート構築 / 可視化を行うことができます。
セルの種類は、下記の通りとなります。つなげることのできるセルには制限があるため、そちらも記載します。
<セルの種類>
- Source:PostgreSQLのテーブルです
- Python:データ変換のためのセルです。Pythonコードの実行ができます
- SQL:データ変換のためのセルです。SQLコードの実行ができます
- read only table:PostgreSQLのViewです
- API:APIを生成するためのセルです
- AI Chart:GUI / Promptで可視化をするためのセルです
<セルの関係性>
※各セルからどのセルを作成することができるかを表しています
source | Python | SQL | read only table | API | AI chart | |
source | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ||
Python | ◯ | ◯ | ||||
SQL | ◯ | ◯
親のSQLセルをは自動的にread only tableに変換されます | SQLセルから
転換可能 | |||
read only table | ◯ | ◯ | ◯ | |||
API | ||||||
AI chart |
Canvasでできること
データ変換
セルオブジェクトの下部 +ボタン > Transform から、SQLかPythonを選択します。各セルを配置したら、セルをクリックし > ボタンを押すことで、Editor画面に切り替わります。
SQLセルの場合
SQLを記述し、右上のRunをクリックすると、SQLが実行されます。
Pythonセルの場合
main関数の処理部分に、行いたい処理を記述します。Runをクリックすると、ローカルでtest関数の処理が実行されます。Run on cloudを押すと、mainの処理が実行されます。
Sourceへの変換
実行結果が出力されたPythonセル / SQLセルを以下の手順で、Sourceセル(PostgreSQLのテーブル)に変換することができます。Sourceに変換したセルは、PostgreSQL連携がある外部ツールから参照することが可能です。
<SQLセル>
実行結果が出力されたSQLセルの上部、Developer OptionsからTurn into Read-only Tableを選択します。その後、変換されたRead-only Table(同じセル)の下部+ボタンからsourceを選択し、名前をつけてCreate sourceを押し、Sourceを作成します。
データ可視化
セル下部の+ボタンから、AI Chartを選択します。AI Chartの中から、任意のグラフを選択し、必要な設定を行い実行します。 描画したいグラフがない場合は、Free Formatを選択し、Promptを入力して、実行してください。
API作成
セル下部の+ボタンから、query,create,delete,updateの4種類のAPIを作成することが出来ます。